立体壁面「8bit」は、麺家チャクリキの(暴走的)キャペーン「勝手にマリオ25周年」の一貫で作られた食べられる壁だ。
壁の素材は主にコーン(遺伝子組み換えでない)で構成されているが、それらはプラスティックアーマー(包装袋とも言う)を装備しているため、アーマーを剥いだあとでないと食することはできない。キャンペーン終了後、この愛らしいプラスティックアーマーがことごとく剥がされ、次々に食されることとなるだろう。
立体壁面「8bit」の制作は、それなりに計画的である。適当にこしらえた設計図をもとに、壁(クロス張り仕上げ)にある程度緻密なガイドラインが用意された。このあくなき童心探求にあたった製造担当者は総勢2名であった。
店内には初代スーパーマリオブラザーズ1−1を彷彿とさせる、あのミューズィックが流れていた。これだけ壮大な企画だ。テンションを上げなければやってられないのである。
壁(クロス張り仕上げ)に対し、U棒を固定させる方法については様々な思案がなされた。両面テープか、テープのりか・・・。剥がれ、剥がされる心配はないのか!?
そこで開発された技法が、「ステープルマウンティングシステム」だ。壁に押し込まれた無数の針によって、同時に飛び出す立体8bit絵の技法をも生み出す事に成功。そう、U棒の上にU棒を立体的に重ねるレイヤードマウンティングである。
そしてついに、立体壁面「8bit」は完成した。
それすなわち、M氏とKの全面戦争の幕開けである(壁の中で)。そしてKの先制攻撃!
がんばれ!