チャクリ樹 Season.1は、京都府・与謝野町のラーメン店「麺家チャクリキ」が行っている(自己満足的)キャンペーン「勝手にマリオ25周年」の一貫で作られた、人工樹だ。
あなたの目にもきっと、この「ツーコン」が見えるだろう・・・。「ツーコン」にはマイクが装備されている。店内では、チャクリ樹に搭載されたこの「ツーコン」に向かって、そっとあなたの思いの丈をささやくのもいいだろう。
チャクリ樹に搭載されたファミコンは、どうやら比較的新しいもののようだ。当初ファミコンのコントローラーは、ボタンがゴムだったはずだ。幼少期、あれを連打しようとして、よくゴムが陥没したものだ。
私達は時に、童心に返ることを欲することがある。
駄菓子にときめきを覚えるのもその一つだろう。幼少の頃は、U棒をたらふく食べられたらどんなに幸せだろうと考えたものだ。
私達もいつしか大人になり、こんなにも沢山のU棒を同時に購入できるほどの経済力を得る事ができた。しかも、写真でご覧頂いているU棒は、そのごく一部にすぎない・・・。さすがにこれを全部食べるのは胃に負担をかけるだろう。しかし・・・正月あたりにはU棒と共に、ちょっぴりウキウキした数日間を過ごすのも悪くない。
チャクリ樹 Season.1は、あの頃の夢を形にした、遊び心溢れる・・・かつ、ある程度緻密に計算が繰り返された人工樹なのだ。
そのあまりにも強烈な発想力ゆえ、麺家チャクリキ店内にリアル来店された方々は、チラ見&瞬間硬直しただけで座席についてしまう。特に、チャクリ樹をいじることもなく・・・。そう、あまりにもその存在がまぶしすぎるからだ。